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2024.03.01

Part1
知ってる? 世界と日本の「鶏肉」事情

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特集:ニチレイが、「鶏」を一から育てている理由

Part1
知ってる? 世界と日本の「鶏肉」事情

いつでもお手ごろ価格で手に入り、おいしくてヘルシーなタンパク質である「鶏肉」。今回は、知っていれば少し自慢できるかもしれない鶏の「トリ」ビアをご紹介します!

Q1 鶏肉には、何種類くらいの部位があるの?

メジャーな7つの部位をご紹介します。

このほかにも、プリプリとした「かわ」や、尻尾の付け根部分である「ボンジリ」、首部分の「セセリ」なども、みなさんに馴染みのある部位かもしれません。

Q2 日本と海外で、好まれる部位や肉質は違うの?

日本人は圧倒的に濃厚なモモ肉好きが多く、スーパーなどの精肉売り場での売れ行きはモモ肉:ムネ肉の割合がおよそ8:2だと言われています。ブラジルからの輸入鶏肉もモモ肉がほとんどで、業界では通称“ブラモモ”と呼ばれています。一方、欧米の人たちは淡白なムネ肉を好む傾向があると言われています。

Q3 日本人はどのくらい鶏肉を消費しているの?

日本人は、鶏肉を1人あたり年間13.9kg食べている(2019年度)と言われています。ちなみに豚肉は12.8kg、牛肉は6.5kgです。(農林水産省「知ってる?日本の食料事情」より)

Q4 世界には、どんな鶏肉料理があるの?

鶏肉をタブーとする宗教は少なく、世界各地で独特の食文化が発達してきました。世界の鶏料理をご紹介します。

Q5 よく聞く「ブロイラー」「地鶏」って何?

「ブロイラー」とはいわゆる国産鶏肉のことで、少ない食料でも短期間で大きく育ち、より肉付きが良くなるように品種改良された、食肉専用・大量飼育用の商業用雑種鶏の総称です。1935年に米国で最初のブロイラー種が登録されて以降、鶏肉は手に取りやすい食材となりました。一般的に最も多く流通している鶏肉が「ブロイラー」です。

「地鶏」とは明治時代までに日本国内で在来種として定められた日本独自の鶏、日本鶏のことです。両親または片親が在来種で、飼育方法・飼育期間など、厳格に定められた方法で飼育されたものを指します。名古屋コーチンや比内地鶏などが有名です。

 「ブロイラー」は50~60日くらいで出荷されますが、「地鶏」は飼育期間がふ化日から75日以上と定められています。

Q6「国産」「純国産」って何?

一般に、「日本国内で生産された鶏」は「国産鶏」と呼ばれます。しかし、日本国内で飼育された鶏でも、鶏の由来が外国のものと、日本のものがあります。日本国内で飼育された鶏の中でも由来(親や祖父母の世代)が外国のものは「国産」、日本国内で育種改良された純国産の鶏を「国産鶏種」といいます。

Q7 国産チキンの98%は、親・祖父母が外国産?

先の設問で、日本国内で飼育された鶏の中でも由来(親や祖父母の世代)が外国のものは「国産」とご紹介しました。日本は親や祖父母の世代の鶏のほとんどを外国から輸入しています。その割合はなんと98%。スーパーで並ぶほとんどの鶏肉が、海外にルーツを持っているのです。

Q8 食卓から、鶏肉が消えてしまう恐れもある?

2003年に鳥インフルエンザが流行して以来、発生国からは加熱処理された鶏肉(調製品)しか輸入できなくなりました。調製品の輸入先として日本が最もお世話になっているのはタイです。未加熱の鶏肉の輸入先は、農業大国であるブラジルがダントツとなっています。

Q7でもご紹介した通り、日本国内に流通する食用鶏の約98%は、海外から輸入された鶏から生まれたもの。しかし、鳥インフルエンザが世界各国で確認されている昨今、海外からの輸入が止まってしまうリスクがあります。もし親鶏たちの輸入が止まったら、養鶏の現場にも大きなダメージを与えるでしょう。

こうしたリスクと隣り合わせの養鶏を守るため、ニチレイフレッシュは自分たちの手で純国産の鶏肉を一から育てています。
詳しくは【Part2 日本の食卓のために誕生した『純和鶏』】でご紹介します!

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